第6回 パステル開催しました
ADHD特性をもつ人や家族のためのセルフヘルプグループ、パステル。現在、岡山でおよそ月に1度のペースで集まり、特性による「困り感」を中心に参加者同士で話をしています。今日はその7回目。参加者は6名でした。私の友人も参加してくれ、他の参加者の方と交流を深めることができました。
参加者同士で自己紹介をした後、テーマを決めて話し合いました。テーマは先延ばし、職場での対人関係、片付けなど、多岐に渡りました。ADHD特性をもつ人なら「あるある!」という話は多く、共感できるところがいっぱいです。安心して話ができる場所がある事は、とても良いことだと感じています。
第1回目の参加者は1人でしたが、毎回初参加の方を迎えながら、少人数でこじんまりやっております。
次回は10/29(日)を予定しています。こくちーずで申し込みを受け付けています。興味のある方は、こちらからどうぞ。
マインドフルネス
マインドフルネスとは、「今、ここの自分に注意を向けること」です。
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
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世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
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ADHD的直感「忘れる・・・!」
「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本―ADHDタイプの「部屋」「時間」「仕事」整理術
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常に何かが気になって
おすすめアプリ紹介 Evernote
ADHDの人が忘れっぽいことは、よく言われている限りですが、特性のあるなしに関わらず、物忘れを防ぐのに有効なのは、メモすること。
今回は、私が愛用しているアプリ「Evernote(エバーノート)」を簡単にご紹介します。
Evernoteのキャッチフレーズは、「全てを記憶する」。「第二の脳」としての働きをさせようというものなのです。
イメージは、大きな箱に、見出し(タグ)のついた冊子(ノートブック)をたくさん放り込んでいくイメージでしょうか。
さすがに、「全て」は無理でも、色んな情報を一元管理することは可能です。理由は大きく3つあります。
理由1 いろんな方法でメモできる
普通に文字入力してメモする方法の他に、手書きメモやカメラで写真を撮ってメモする方法があります。名刺や紙を簡単にスキャンすることもできます。さらに、ボイスレコーダーのように音声メモを残すこともできます。
理由2 Evernoteに取り込む方法が豊富にある
Evernoteを開いていない時でも、外部から取り込む方法が多いのも魅力です。アカウントを取るともらえる、専用のメールアドレスにメールを送ると、Evernoteに記録されます。マイクロソフトのwordやExcel、PDFファイルを保存することもできます。また、私がよく使うのが「webクリップ」です。インターネットをしていて、記録しておきたい、後で見返したい(8割以上見返しませんが笑)と思ったサイトをその場でクリップすると、Evernoteを開けばいつでも見られるようになるのです。
理由3 クラウドのメモである
「クラウド」とは、簡単に言うとインターネット上に保存することです。一旦保存して同期おけば、デスクトップ、ノートパソコン、スマホ、タブレット・・・デバイスに関係なく見られます。保存先がインターネット上なので、ネット環境のある友人の家やインターネットカフェなどでももちろん見られます。
この懐の広さが、多くの人が長く続けられている理由なのかもしれません。
面白いところは、箱の大きさ(総容量)には際限がないということです。1ヶ月のアップロード容量は限られているので、容量を越えると、「箱がいっぱい」の状態になります。しかし、月が変わるとアップロード容量はリセットされ、また新たにデータを保存できるようになるのです。
・・・既に使っている人には、物足りない内容になってしまったかもしれません。
スマホをしょっちゅういじっている人に聞いてみると、LINEは知っていても、Evernoteについては「何それ?」という人、意外と多いです。気になる方は、試しに使ってみてもらえたらなと思います。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.evernote
ヒヤリとした話
ADHD特性のある人は、時間の管理が苦手だと言われています。私もその一人。ギリギリ癖の持ち主です。
予定を詰め込み過ぎていっぱいいっぱいになったり、逆にやることがあるのに際限なくダラけて間に合わなくなったりすることが「よく」あります。
こないだ、知人のライブ演奏に行った日の話。
一生懸命練習してきて、聞いて欲しいからぜひ来て欲しいということでした。
家を出る時間は、珍しく予定より早く出ることができました。買い物をしてから、ライブに行こうという予定でした。でも、さらに余裕がある(と感じていた)から、「買い物の後、近くの温泉に行こう!」と衝動的に思い立ったのです。
買い物後、温泉に入ったら時間がギリギリになりそう、と分かっていながらも、バタバタと風呂に入り、出た時には、もう始まる直前。車を飛ばし、慌てて会場に駆け込むと、ちょうど知人の演奏の真っ只中でした。
始めは見られなかったものの、間に合って本当に良かった。でも、これが3分遅れていたら、完全にアウトだったわけです。申し訳ないことになるところでした。反省です。
脳のフィルタリング機能
発達障害の人は、視覚や聴覚などの感覚が過敏な人が多いそうです。
私も聴覚過敏、とまではいかないのかもしれませんが、人の大声や大きな音が苦手です。
また、反復的に鳴り続ける音で気が散ってしまい、目の前ののことに集中できなくなります。気になる方へ意識がもっていかれてしまう漢字です。図書館や電車で近くの人が話している声も気になります。人の愚痴や悪口も入ってくるので、しんどくなる事があります。
「聞きたくなきゃなくていい、ほっとけばいい」と言われるかもしれませんが、意識でどうにかなるものではありません。
なぜなら、ADHDなどの人は、耳から入ってきた情報を、「これは大切でないから聞かなくていい」「この音は拾っておこう」といった、脳のフィルタリング機能が十分でないと言われているからです。洪水のように、情報が脳に流れてきて、取捨選択できないわけです。
対応としては、気合いや根性でカバーするのではなく(笑)
耳栓やイヤホンをして、不要な音をシャットアウトすることです。自分で環境調整をすることが大切です。(仕事中だと、できない時も多いと思いますが・・・)
最近では、「ノイズキャンセリングイヤホン」というものも出ています。(私がかなり気になっている商品です)
私が人混みの中にいると、かなり疲れてくるのも、目の前に広がる大量の情報をさばけず、全て入り込んでくるからなのかな、と思っています。