ADHDという概念を、自己理解の助けにする。(発達障害というあいまいな概念をどう捉えるか②)
発達障害の特性は、その人の一部。全部じゃない。#ADHD#発達障害
— Manbow (@Manbow_pastel) 2020年1月10日
前回の記事で、
・発達障害というのは、「人間が基準を作った障害」
・診断の有無やADHDやASDといった概念に、振り回され過ぎないことが大切
・自分に特性があると認知することは、自己理解のスタート
・だから発達障害の概念も、診断名も、自分が生きやすくなるためのツールとして使えたらいい
という事を書きました。
many-pastel-color.hatenadiary.com
ADHDという枠組みやラベルが、その人自身ではない。
という事が言いたいのです。
再び、只野さん(@adhdillustrator)のメルマガより引用です。
~以下、引用~
私のADHDの克服術は、
『環境を整えること』
に尽きます。
~中略~
「障害」という言葉を使うと、
気にする方がいるのですが、
もちろん、私自身、
ADHDの特徴に関して、
「特性」と捉えるように
してきました。
それでも、自分の
トラブル人生において
この特性が「障害」に
なったことは何度も
ありました。
~引用終わり~
確かに発達「障害」というという言い方が、すべての人にとって適切なのかどうかは疑問です。
重さが人によって違いますしね。
これは主観なのですが、「特性」という方がフラットな感じがして、言いやすいと思っています。
発達障害の特性について知り、自分への「気付き」が得られるのはとてもいい事だと思います。
でも、
「あ、私、ADHDの特徴が私ここも当てはまる!」
「ここもだああ!」
と、自分から概念、枠組みにどっぷり入っていき、そこから抜け出せなくなる
のではなく、
自分がその枠組み(「ラベル」と言ってもいいですね)を使って自己理解のステップを踏む。
そのプロセスが重要なのだと思います。
冒頭で引用したメルマガを書いている只野さんは、以下のページでADHDに関する情報を発信されています。
イラストを見ると、ほんわかしてきます。
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興味のある方はぜひ。
今月末には、私が主催しているADHDコミュニティ「パステル」にゲスト参加して頂きます。
「今までの困りごと」や「今している環境調整」について、詳しくお話を聞く予定です。
こちらもよろしれば。