マンボウのうっかりライフログ

やらかす自分のオンライン おいしいものに、用がある。やりたいことを、やるために。うっかりでおっちょこちょい、ADHD特性のあるマンボウが、興味のあることを思いつくままにつづる雑記ブログです。

発信したその先。 第27回岡山ブログカレッジ参加レポート

     

 1年ぶりに行った「岡ブロ」。

 

 

 

会場の倉敷芸文館に行くのは初めてで、建物の外も中も落ち着いた雰囲気で良かったです。

 

相変わらずの「誰でもウェルカム」なゆるい雰囲気で、すっと入っていけました。

 

ただ、やぶなおくん界隈のあんちゃさんファンが多かったからでしょうか。

 

メンバーはだいぶ変わっていました。

 

今回のゲストのあんちゃさんは、2018年の2月に、出版記念イベントでお会いしていました。(顔を覚えてくださっていて嬉しかった!)

 

過去記事です。

 

many-pastel-color.hatenadiary.com

 

新しい働き方の興味があった自分が、当時あんちゃさんの話を聞いて思ったのは、「勢いと行動力のある人」ということでした。とにかくストイック。

 

あんちゃさんは、結果を見れば誰がどう見ても「成功者」。でも、今回のイベントタイトルにある「孤独な発信」ってなんだ?

 

成功したその後はどうなったんだ?

 

そんな話が聞きたくて申し込んだのでした。

 

 

あんちゃさんの話

 

当日の流れです。

 

 

 

 

 

「批判してきた奴を見返したい」

「会社で役立たずだったから」

 

 

 

 

 

このような復讐心や劣等感が、成功前のあんちゃさんにはあったそうです。

 

あんちゃさん曰く、「このような気持ちはすごい原動力にはなるのだけど、支配されてしまうのは良くない。負の連鎖が起きる」。

 

あんちゃさんは、「成功の早紀の闇」と題して、次のことを挙げていました。

 

 

「大量の批判・中傷」

 

インフルエンサーの人の発信は、たくさんの人が見るのだから、自分の意見に賛同してくれない人も多くいるはずです。

 

自分のことを悪くいってくる人は、ブロックしたり、見ないようにしたりして、気にしない・・・そうする人が多いのかな、と勝手に思っていました。

 

あんちゃさんは、自分のやり方に固執し、全うな批判も、一緒に見ないようにしていた

自分の伝え方にも、よくない部分があったと反省していました。

謙虚さが感じられます。

 

 よく、批判してくる人に対して、「アンチが悪い」と一蹴する意見があることに、違和感があった自分には、安心感がありました。

 

 

また、数字とノウハウ目当てに集まる人も多かったと言っています。

 

 

 

あんちゃさんの人間性ではなく、フォロワー数や影響力に共感して近づいてくる人。

 

「私のことを本当にわかったくれる人がいるのかな」

あんちゃさんはふさぎ込みます。

 

でも、「こういう人を引き寄せてしまったのも自分」

と反省していたんです。

 

こうやって、反省できるところがすごいなあ。

 

さらに、「数字が落ちる恐怖」も。

 

 

 

「自分自身を数字で見ていた。心が数字にとらわれているのは、本当に幸せなのかな。」

 と、当時の想いを語っていました。

 成功者のあるあるなんでしょうね・・・。

 

そして、「目標を見失ったときの無気力感」。

 

 

「 成功して、目標を達成して、復讐心は、消えた。でもダメな自分が出せない。」

 

自己肯定感が下がり、悩みが深くなっていったそうです。

 

 

これだけフォロワー数や、一緒に活動できる仲間がいながら、

「誰に相談すればいいんだ。」

「心から腹を割って相談できる人がいない。」

 

そう思っていたそうです。

 

こういった悩みは、自分のような凡人含め、多くの人がよく考えることですよね。

 

気を許せる人がいない「孤独」。

あんちゃさんは、

「人をメリット・デメリットで見ていた。」

「効率ばかり求めていって、合理的になっていった。」

と振り返っています。

 

そんな時、声をかけてくれたのが

 

 

 イチハヤさんだったそうです。

 

 

なぜ、こんなにも自分に親切に接してくれるのか、話を聞いてくれるのか。そう聞いたあんちゃさんに、イチハヤさんはこう答えたそうです。

 

 

 

本当の自立とは、自分で何でもかんでもできること、ではなく、しんどいときに「助けて」と言えること。

 

 

そう思ってから、あんちゃさんの発信スタイルが変わり始めました。

 

 

 

 

発信をするとき、数字の伸びがゆっくりになったとしても、「届けたい人に読んでもらう」ことを意識したら、内面的に豊かになったと話していました。

 

 

 

 

「谷底にも価値がある」という言葉には、勇気づけられます。

 

 

「目先の数字しか見ない、目に見える結果しか追わない」

そういう人もきっと多いはずなのに、はっきりと「結果と同じくらい過程も大事」と言ってくれると、救われる気がするんです。

 

お金を稼ぐことについても

急かしたり、あおったりして、相手を大事にしない買わせ方は、結果として精神的に損をする。

 

と語っていました。

 

 

話を振り返って、前回見たあんちゃさんと、今回見たあんちゃさんでは、少し雰囲気が変わったと思います。

 

もっと落ち着いた感じというか、にじみ出ているものが違うのです。

 

思いや生き方は、その人の人となりとして、雰囲気に現れるんだな。

 

そう感じます。

 

 

 

話を聞いて、自分自身を振り返る

 

 

世間で以下のようなことを、よく聞きませんか?

 

・結果を求めるなら、がむしゃらになって、時には相手のメリットより自分のメリットを優先するべき。

・だまされるほうが悪い。

 

何度も聞いて麻痺しかけているけれど、やっぱりこのような考えには、違和感があるんです。

 

でも、

「お前、稼いでないじゃないか。結果出せてないじゃないか。甘いこと言うんじゃないよ。」

 

そう言われると、聞きそうになった口を紡いでしまう。

 

本音を言うことを避けてきている自分が、まだいることにも気付かされます。

 

学校で勉強してきたときも、仕事をしているときも、「結果が大切なんだ。」

と教えられてきた。

 

もちろん結果は大切だけど、多くの過程の部分は見てもらえない。

なかったことにされる。

それがたくさんの人の心を追い込み、苦しめ、満たされない状態にしているんじゃないか。

 

 

今回のお話は、そういう自分の中の違和感にピタッとはまって、温かい思いを受け取ることができました。

 

声を大にして、「結果も過程も大事だ」と言ってくれるって、嬉しいんです。救われる気持ちでした。

「結果が出なくて苦しい人」はもちろんたくさんいるけれど、

「結果が出ても苦しんだ人」の生き様を語ってもらえたことは、刺激的でした。

 

 

 

自分にも、誰にも悩みを相談できなかった時期がありました。

今でもプライドが邪魔して、聞きたいことが聞けないことはよくあります。

 

でも、昔よりも弱さを自己開示して話せるようになりました。

 

他にも、

 

・居場所が複数ある。

・自分で作った居場所も続いている。

・仕事で困ったときの駆け込み寺もある。

・本音を話せる家族がいる。

 

落ち着いて考えてみればこんなにもたくさん「ある」。

 

幸せなことです。

 

自分は、どうありたいのか?

どう生きたいのか?

 

自問自答しながら、少しずつでも発信していけたらと思っています。

 

とりあえずの目標は、2つ。

〇とにかく継続する。(自分で心理的なハードルをあげすぎない。やめることをやめる。)

〇正直に発信する。(見る人への配慮は必要ですが)

 

 

 

 

岡ブロに行った日、一時的にしんどくなっていたのです。

 

やはり、一つのココミュニティにしがみつかなければいない状況というのは、消耗することがあります。

 

でも、1年ぶりに運営の方や常連のメンバーの顔が見られて、ほっこりしました。

 

気持ちよく帰れました。

 

 

運営の方、会場に来られていた方、ありがとうございました。

 

あんちゃさん、ありがとうございました。

 

最後まで読んでくださったそこのあなた、ありがとうございました。