マンボウのうっかりライフログ

やらかす自分のオンライン おいしいものに、用がある。やりたいことを、やるために。うっかりでおっちょこちょい、ADHD特性のあるマンボウが、興味のあることを思いつくままにつづる雑記ブログです。

オンライン当事者会ってどうなの?カウンセラーの方をゲストに迎え、パステル・オンラインをやってみて  

おはようございます。Manbowです。

昨日、ADHDコミュニティ パステルをオンラインで行いました。

 

 

 

何だこのムダにでかいマンボウの画像は・・・というのはさておき(笑)、毎月で岡山で開催している会をインターネットを使ってやってみましたよ、というお話です。

 

リアル(オフライン)とオンラインメリットとデメリット

 

それぞれのメリットを、表にまとめてみました。

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当事者会をリアル・オンラインでするメリットとデメリット

 

オンラインでする一番のメリットは、場所の制約がほとんどない

という事だと思います。

 

子育て中で外出しにくい方も、外出先から話したい方でも参加可能。(その場合、周囲の目は気になると思いますが)

 

主催の僕も、子育て中なので、月に1回休日に実家に子どもを預けて行くのが大変、ということも、オンラインを始めるきっかけの一つです。

 

ゲストも全国から!

パステルは、参加者同士で作っていく会ですが、積極的に当事者・専門家の方をゲストとしてお迎えしています。

 

イベント・お祭り感がある会も刺激になっていいです。

 

普段、当事者同士で話していても「わからない」で終わってしまう(それはそれでいい事も多いのですが)ことに答えてもらえるチャンスでもあります。

 

ただ、地方で開催しているとネックになるのが、場所。

「あーー!この方の話を聞きたい!会いたい!でも遠いんだよな・・・。」

 

という事です。

主催側も、ゲストの方も色んな意味で結構がんばらないといけません。

それでも直接来て頂いた会もあります。(ありがたや)

 

many-pastel-color.hatenadiary.com

 

 

でも、オンラインならもっと気軽にできるじゃないか。

 

 

今回のゲスト

 

今回のゲストは、東京でカウンセリングルームすのわを運営している、臨床心理士の南 和行(みなみ かずゆき)先生。

sunowa.net

 

南先生は、ADHD等で困っている人に、個別または家族でのカウンセリングや、ADHDに当事者会も運営されています。

 

私が地元で当事者会を作ろう!と思ったときに、相談に乗っていただいた先生です。

会のルールや進め方など、こちらの当事者会にならっているところがかなり多くあります。

 

会の内容(前半) 

 

前半は、南先生からスライドを使ってのお話。

ADHD特性による生活や仕事での困りごとやその改善策について、スライドを使って分かりやすく説明して頂きました。

 

発達障害は気合と根性で治せる!」

 

 

 

「・・・ものではありません」

 

というアニメーションが入っていました。

これには、かなりの気合が感じられました(笑)

 

 

ADHDは『受け入れること(受容)』と『克服すること(改善)』のバランスが大切」

という話には納得でした。

 

まず自分の特性を受け入れることが大切。

でもそれだけで何もしなかったら、「全てできないから仕方ない」と開き直ってしまったり、周りから「何も努力していない人」と見られる可能性もある。(多くの人は、本当は無意識にすごくがんばっているのだけれども)

 

 

改善していくことが大切。

でも改善策を追い求め、努力し続けるだけで自分を認める気持ちが弱いと、疲れきってしまう可能性もある。

 

だから両者のバランスが必要だというお話でした。

 

自分の中でモヤモヤと言語化されていない部分をはっきり言ってもらったような感じで、心地良かったです。

 

「そうです、そうなんです!」という感じで。

 

就労でのつまづきや生活面での困り事への具体的な対策についても幅広く話されていて、正直このスライドとお話だけで参加費分以上の価値があるよ、と言いたい(笑)

 

会の内容(後半)

 

後半は、Web座談会。

参加者の方の質問・相談タイムにしました。

 

普段和室で座布団敷いて、お茶を飲みながら話していることを、ネット上で。

というイメージです。

 

参加者の方はそれぞれ、ゲストの方に聞きたい事があったようで、色々な質問や相談が飛び交いました。

 

話題は、「パートナーへの特性の伝え方」「両親にはなかなか特性があることを理解してもらえない」「オープン・クローズ就労について」等。

 

よくある、でも難しい問題について専門家の方も交えて話ができたのは良かったです。

 

お話を聞いていて、ADHDやそれにまつわる悩みの本質は似ていると感じます。

異口同音でも、自分の特性や体験について、自分の言葉で表現する。 

似たような特性や体験談をもつ人の話を聞いて共感する。

 

many-pastel-color.hatenadiary.com

 

そうやって自己理解が深まり、自分を受容していけるのではないかと思います。

「こんな事やっちまった!」というADHDあるあるも、「じゃあどうしたらいいの?」というADHD改善策も、どんどん出し合って共有していけたらと思っています。

 

オンラインでも、サードプレイスの本質は変わらない

今回の参加者の方は、岡山で直接お会いした事がある方と、初めての参加の方が半々でした。

 

お一人は九州から参加。オンラインでやってみて良かったと思った瞬間です。

 

参加者の方が、「次回のパステルでは~ついて話お話したいです。」

と、また来てくださる前提でお話してくださいました。

主催として嬉しい限りです。

 

ここでしか会わない。

でも確かに繋がっている。

そんな「サードプレイスでの関係」を大切にしていきたいです。

 

 

家庭や仕事で疲れていても、元気になる。

家庭や仕事に戻った時、ちょっとだけ生活がよくなった。

リアルでもネットでも、そんな場所でありたいと思っています。

 

次回は3月にリアル開催します。

また、こくちーずやツイッターで流します。

 

こくちーずプロがとっても良いんだけどな~。

オンラインイベントの告知ができない規定になっているのが悔しい・・・。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。