マンボウのうっかりライフログ

やらかす自分のオンライン おいしいものに、用がある。やりたいことを、やるために。うっかりでおっちょこちょい、ADHD特性のあるマンボウが、興味のあることを思いつくままにつづる雑記ブログです。

発達障害は、脳の病気なの?(発達障害というあいまいな概念をどう捉えるか③)

気になっている表現があります。

 

発達障害は、脳の『病気です』」という表現です。

 

 

ある記事に、

発達障害はまだまだ研究途上の分野で、知識不足であったり、取り扱っていない精神科医院も多く存在する。診断した医師によって大きく診断結果に差が出るのも、よくある話のようだ。 判断が分かれるところなので、セカンドオピニオンも盛んに行われている。」

 

という内容が載っていました。(引用元忘れてしまいました)

 

判断が分かれる・・・発達障害を「病気」とすると、あるお医者さんからは「あなたは病気じゃありません。」と言われたけど、別のお医者さんにかかったら「あなたは病気ですよ。」

 

と言われるかもしれないって事でしょうか。

 

そ、そんな・・・。

 

発達障害は、実体のない障害です。

 

目には見えません。

 

見える(表に出ている)のは、特性によって本人が困っている様子だけ。

 

そういう実態はあっても、実体はないのです。

 

「特性によって症状が出ているなら、それは病気ですよね。」

 

と捉える考えもわからなくはないけれど、どこかに傷がある、腫瘍があるとか、そういうレベルで白か黒かはっきりするものではありません。

「病気」と捉えると、投薬の対象になります。

 

これは、人によっては福音になるでしょう。

 

でも、薬は対症療法で、症状が完全になくなることはありません。

 

なら、一生薬を飲み続けなければいけないの?

この病気は、完治しない?

治らないの?

自分は不治の病なのか?

 

この辺りの疑問が、頭をよぎることになります。

 

実際、私もそうでした。

 

私はADHDの治療薬である「ストラテラ」や「コンサータ」の治験を受けた事があります。

 

それを信頼のおける友人に話したとき、

「その薬、ずっと飲み続けないといけないんじゃない?」

 

と言われた事があります。

 

当時の自分にはうまく言葉を返すことができませんでした。

 

薬をきっかけにして、仕事や生活がうまく回っていく人もいます。

 

いつまでどのくらい飲むかは、医者と相談の上、自分で決めれば良いことなのですが、

発達障害の特性は、自分が一生付き合っていくもの。

 

時に暴れ馬だったり、しょっちゅうフリーズする安定性の悪いパソコンのようだったりするかもしれませんが、うまく付き合っていくパートナーのようになったらいいと、思っています。

 

だから、「病気」という言い方に、どうしても違和感が拭えなかったのです。

 

 

 「私は発達障害者とは「生まれつきの脳機能の偏りが原因で、生活に支障をきたしている状態の方」と思っています。

つまり、脳機能が偏っていても【生活に支障をきたしている状態】では無い場合、発達障害者ではありません。」

 

(発達さんへの案内板~生き辛い症状を、取るに足らない特徴に~より引用)

 

このサイトでは、発達障害をもつ人のことを「発達さん」と呼んでいます。

発達凸凹。

アンバランス。

色んな言い方があります。

 

これを読んでいるあなたは、「発達障害」を、別の言葉でどのように言えると思いますか?

 

上記サイト名にもある、「生き辛い症状を、取るに足らない特徴に」していくために、できることは何だ思いますか?