マンボウのうっかりライフログ

やらかす自分のオンライン おいしいものに、用がある。やりたいことを、やるために。うっかりでおっちょこちょい、ADHD特性のあるマンボウが、興味のあることを思いつくままにつづる雑記ブログです。

【書評】心が洗われる。「日日是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」を読んで


日日是好日

パートナーに薦められて読みました。

 

著者がお茶と出会ってから数十年間の経験を通した「気付き」が語られています。

 

ちなみに僕はお茶に全く詳しくなく、経験もありません。

 

でも、著者の気付きは、僕たちの普段の生活に通じるものでした。

 

 

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

 

 

映画化もされています。

こちらも見てみたい。

www.nichinichimovie.jp

 

以下、本の紹介と、読んだ感想です。

ネタバレ含みますので、まっさらな状態で読みたい方はご遠慮ください。

 

目次が目に止まった

章の名前に

「今、ここにいること」

「このままでよい、こと」

「自分の内側に耳をすますこと」

等々、聞いたことがあるような言葉。

 

本編を楽しみに読みました。

 

本編も、何度も目に止まった

若い頃お茶を習い始めた著者は、なかなかお茶の型を覚えられずに苦戦したり、

稽古のたびにお茶の道具が変わって戸惑ったりします。

 

でも続けていくうちに、自分がお茶でいつもしていることの意味が少しずつ分かってきます。

 

型が先で、心が後に入ってくる。

 

と語られています。

すぐに分かるものと、すぐには分からないものがあるのだそうです。

 

著者は長年お茶を習っていくうちに、後から入ってきた人よりもできないところが目につき、覚えられない自分に疑問を感じ、お茶が向いていないのだろうかと悩むようになります。

 

ある日、稽古の時に空を見ながら

 

「このままでいいじゃないか。自分と人を比べず、私は私のお茶をすればいい。」

 

と悟る場面があります。

 

あー何だか、自分もこのようになれたらいいな、という思いがっわいてきます。(この時点で著者と自分を比べてしまっているという矛盾。)

 

全体を通して、著者の目の前にある光景や 文章でもとてもよく伝わってくるようでした。

 

その他、印象的だったところを、引用します。

 

会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。

幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百%噛み締める。それがたぶん、人間にできるあらんかぎりのことなのだ。

 

過去や未来を思う限り、安心して生きることはできない。道は一つしかない。今を味わうことだ。過去も未来もなく、ただこの一瞬に没頭できた時、人間は自分がさえぎるもののない自由の中で生きていることに気づくのだ・・・・・・。

 

雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう。・・・どんな日もその日を思う存分味わう。お茶とはそういう「生き方」なのだ 。

 

晴れの日も、雨の日も、毎日が、いい日なんだよ。

今ここにいることに、価値があるんだよ。 

そんなことを教えてくれる本。

あるまままに生きるって、こういうことなのかもしれません。

 

 

心が洗われます。

時々目を閉じながら、情景を思い浮かべながら味わうように読むといいのではないでしょうか。

体に、心にフィットする。ユニクロのエアリズムが快適過ぎる!

僕が数年着まわしている、ユニクロのエアリズムについての記事です。

 

エアリズムのいいところを3つあげます。

主にメンズ・インナーの使用感です。

ちなみに、決してユニクロの回し者ではありません。

 

www.uniqlo.com

 

 

1 速く乾く

1番はこれです!

僕は昔から大変な汗っかきです。

あまりの汗の量に、友達からはよく「汗かき過ぎ。」と突っ込まれたほどです。

そんなこと言われたって、汗の量は意志の力でコントロールできないじゃん!

従来の下着では、乾くのに時間がかかり、

汗をかいたときは一時的にびしょびしょになりますが、しばらくするとカラっと乾きます。



2 においがつきにくい

 

汗を吸って、乾いた後のエアリズムに鼻を近づけても・・・ほどんど不快な匂いはしません!

これ以上は匂わせんよ。

1日を通してがんばってくれます。



3 質感がよい

手触りサラサラです。

しかも軽い。

着ているのを忘れるくらいです。

色んな色を、何枚も集めて並べたくなります。(並べたくなる気持ちには個人差があります。)

f:id:any-pastel-color:20190818071106p:plain

今年書い足したエアリズム達


インナー以外も

調子に乗って、下着以外のエアリズムも試してみたのですね。

こいつです。

f:id:any-pastel-color:20190818071403p:plain

寝具上下セット。

セールで1290円。安い。

 

 

下着にかいた汗が、どうしても服についてしまうのですが、

これならついても大丈夫。

乾きやすいです。

やっぱりさらさら!

こちらもおすすめできます。

 

長袖は、オンラインストアでは見かけたが在庫が少なく、店舗では見つけられませんでした。

もっとバリエーションが出てほしい。

個人的にはヒートテックよりこちらの方が好き。


まだ持っていない方は、男女問わず一度試してみてはいかがでしょうか。

 

 

というわけで、僕は家にいる時は、

・インナー上下

・シャツ

・ズボン

 

4点全て、「全身エアリズム」状態で過ごしています。

そのくらい、心地いいんです。

 

ガンダムの主人公なら、このように言うと思います。

 

 

 

「俺がエアリズムだ。」

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

瀬戸内海に浮かぶ「豊島」のおすすめスポット5つ!瀬戸内国際芸術祭やってます。

瀬戸内海に浮かぶ豊島(てしま)。

近くにはかぼちゃのアートで有名な直島(なおしま)があります。

 

f:id:any-pastel-color:20190817074648p:plain

豊島は、香川県の島です

 

今、「瀬戸内海国際芸術祭」の真っただ中です。

 

setouchi-artfest.jp

 

・3年に1度開催。(1年で春・夏・秋の3シーズン)

岡山県香川県の多くの島が対象。

・会期中は、さまざまな島でアートが見られる。

(アートは普段から見られる物と期間中しか見られない物とがある。)

 

海外からも、多くの観光客が訪れています。

この島が好き過ぎて、何度も足を運びました。

 

 豊島への行き方 

香川県高松市岡山県玉野市から、船が出ています。

www.teshima-web.jp

 

 

 

島内での移動手段

バス、レンタサイクル、レンタカーなどの手段があります。

おすすめは、レンタサイクル。

豊島は坂道のアップダウンが多いので、電動アシスト付き自転車が快適です!

僕はこちらでお世話になりました。

 

teshimarentalcarandbicycle-akeda.jimdo.com

 

他にも、レンタサイクルを借りられるところは複数あります。

 

www.tppp.jp

 

www.setouchikaren.com

 

 

それでは、芸術祭の期間中はもちろん、期間外でも楽しめるスポットを5つ紹介します!

 ※スナップショットは、瀬戸内芸術祭2019より前に撮影したものです。

 

1 島キッチン

食べるのに、休むのにおすすめ。

瀬戸内芸術祭2010のときに、集落の空き家を建築家の安部良さんが設計・再生した、「食とアート」で人々をつなぐ出会いの場。(下記サイトより)

 

www.shimakitchen.com

 

落ち着いた雰囲気で、昼食や休憩にぴったり。

いるだけでほっこりします。

 

f:id:any-pastel-color:20190817101747p:plain

カレーを食べました

 

f:id:any-pastel-color:20190817103714p:plain

オリーブサイダーとアイス

島の新鮮な食材を使って作られたメニューは、どれもおいしいです。(写真は前のものなので、今はメニュー内容が変わっているかもしれません。)

 

 

2 海のレストラン

目の前に海が見渡せる、最高のロケーションで食事が楽しめます!

室内の席も、テラス席もあります。

www.chc-co.com

 

 

f:id:any-pastel-color:20190817103959p:plain

入口前の庭もすてきです

 

f:id:any-pastel-color:20190817104125p:plain

こんな景色を見ながら・・・

f:id:any-pastel-color:20190817104224p:plain

こんな食事が味わえました!

 昼はもちろん、夜もおすすめ(曜日限定・5日前までの要予約・コース料理のみ)。

 

夕暮れ時~夜の海の景色は、見ているだけでうっとりします。

 

f:id:any-pastel-color:20190817110257p:plain

夕日が沈む頃

f:id:any-pastel-color:20190817110151p:plain

海のレストラン 夜の外観

 

僕は、後述する「イルヴェントの白い寮」に泊まると、夕食のコースがついてきました。

(というか当時は確か素泊まりが選べなかったと思います。)

 

とれたて新鮮な海の魚やお肉料理も出てきて、ボリュームも大満足でした!

 

カップルやパートナーと、特別な日に行くにもイチオシです。

 

3 イルヴェントの白い寮

 

古民家を改装して作られた、その名の通り中も外も真っ白な建物。

島の宿泊施設として使えます。

1棟丸ごと貸し切るため、1日1組限定!

「素泊まり」か「海のレストラン夕食付きプラン」を選べます。

 

www.chc-co.com

  

 

f:id:any-pastel-color:20190817110937p:plain

入口にあった表札

中に入ると・・・

 

f:id:any-pastel-color:20190817111123p:plain

テラス

 

f:id:any-pastel-color:20190817111240p:plain

書斎

 

見渡す限り白・白・白ーーー!

清潔感ハンパないっす。

 

f:id:any-pastel-color:20190817111724p:plain

おいしい朝食もいただきました(素泊まりの場合はオプションで追加可)

まるで別荘に泊まりに来たみたい。

静かで真っ白な空間で、ちょっと贅沢な時間を味わえますよ。

 

 4 棚田

f:id:any-pastel-color:20190817080950p:plain

きれいに段差があります

f:id:any-pastel-color:20190817081356p:plain

秋にはコスモスも

後述する豊島美術館のすぐそばにある棚田。

季節ごとに違った表情を見せてくれます。

 

この棚田のある場所はかなり急な坂道なんですが、そこから棚田と一緒に見える海・空の景色は最高です。

 

 

f:id:any-pastel-color:20190817081712p:plain

見える、私にも空が見えるぞ

 

f:id:any-pastel-color:20190817081809p:plain

どこまでも見渡す限り、蒼い!

 

 

 

 

 

5 豊島美術館

 

もうここは、だまされたと思って行ってください!

時間がなければ、ここだけでも行ってください!

ドーム型の建物。

この中に入って、ただそこにいるだけで、こんなに感動した美術館があっただろうか。

いつまでもいたくなるような空間です。

何度でも行きたくなります。

 

撮影禁止だったので写真がありません。

少しでも知りたい方は公式サイトから。

 

setouchi-artfest.jp

 

入館料は1540円。

結構しますが、それ以上の価値があります。

予備知識がなくても、入った人みんなで感動を共有できると思います。

 

芸術祭の期間中は特に混雑が予想されます。

芸術祭期間中に限り、オンラインチケットの販売もあります。

 

http://benesse-artsite.jp/news/20190301-1127.html

 

当日行って混雑していた場合は、整理券配布で対応してくれました。

整理券をもらい、また後で来るという・・・。

でもそこまでしてでも、見る価値がありますよ!

超おすすめです!!

 

 

結論 豊島がすてき過ぎる

 

いかがだったでしょうか。

豊島は、島めぐりが好きな人、アートが好きな人、瀬戸内芸術祭に行ってみたい人・・・色んな方に全力でおすすめできる場所です!

 

ぜひ一度、足を運んでみてください。

 

 

タスク管理とマインドフルネスについて

数年前に、「タスクシュートとマインドフルネス」というイベントが開催されました。僕は参加していません。

 

cyblog.jp

 

hochebirne.hatenablog.com

 

 私生活で不安や心配事があれば、頭がいっぱいになって仕事が手がつかない事もあるでしょうし、そもそも「今日することの全体像が把握できていない」「今日すべき仕事が何時頃終わるのか分からない」という見通しがもてない状態は、安心できていないという点で、マインドフルとはほど遠い状態と言えます。

 

小鳥遊さんもブログで書かている、GTDでいう「水のように澄み切った心」で「今・ここ」にある仕事に集中して取り組むためには、「色々することはあるけど、今これをしておけば大丈夫」と心底思えていることが大切です。

 

そのためには、頭の中にとどめておかずに可視化することが有効です。

 

だから、タスク管理ツールが必要なのだと思います。

 

するべきことを洗い出したり、一番にするものを見極めたり、その次にすることを明確にする必要があります。

 

なんて書いていますが、まだまだ自分は「安心感をもつためのタスク管理」の発展途上にあります。

 

毎日、アップデートしていきます。

 

www.taskpedia.club

 

taskchute.cloud

taskchute.cloud

 

 

マインドフルネスは「道」と捉えると、すぐにできなくてもいいと思える。

こんな記事を見つけました。 マインドフルネスを教えて頂いているインストラクターさんのブログから。

 

「マインドフルネス」とは「道」です。 剣道、茶道などといったものの「道」です。 「道」では、動きのひとつひとつに意識を置き (動作に心をこめるとも表されますが) それが結果的に「美しい所作」に繋がるのです。 マインドフルでいるためには、 「目の前のことに集中している」 ということが必要になってきます。 ここでの「集中」とは、 周りが見えていない「一点集中」ではなくて 周りをよく見えている中で、 自分の作業に「意識がしっかりある」 というような感覚です。

モニタリング番組で見掛けたマインドフルな人。 - 自分に正直になったらこうなった。

 

過去記事にも書きましたが、マインドフルネスとは、「今、ここの自分に注意を向けること」です。

 

 

 

many-pastel-color.hatenadiary.com

 

 

many-pastel-color.hatenadiary.com

 

 

many-pastel-color.hatenadiary.com

 

「あぁ、あの時こうしていれば良かった。」

と後悔するのは、意識が過去にあります。

 

「もしこの先病気になったらどうしよう。」

と不安に取りつかれるのは、意識が未来にあります。

 

「この先大学に入ったらもっと自由になるんだから、楽しいことは全て我慢しよう。」

というのは、未来のために今を犠牲にする生き方です。

 

頭の中に自然に湧き上がってくる雑念は、すぐ僕たちを「心ここにあらず」の状態に持っていってしまいます。

 

呼吸をしていることや、地面に足がついていることなどに意識を向けると、過去や未来をぐるぐるしていた意識を「今、ここ」に向けることができます。

 

そうすることが習慣になると、結果的に心のコントロールが上手になります。

(一時的なストレス解消やリラックスが目的ではありません。)

 

・・・ということを、本を読んだり、セッションを受けたりして、しばらくは

「わかったような、わからないような感じ」

だったんです。

 

でも自分の中でどこか、テストの答えのように、「すぐに効果が出ない!早く効果を出したい!」という気持ちがありました。

 

ゴールを「もっと心のコントロールができる状態」に置いて、まだまだ自分はできていない、変われていないと今を否定して焦っていました。

 

「早く身に付けたい!自分を変えたい!」ということにとらわれていたんです。

自分にとって、この「焦り」が大敵でした。

 

でも、転載した記事や「日日是好日」を読んで、マインドフルネスも茶道や剣道と同じ「道」なら(どちらもやっていませんが笑)一朝一夕に身に付くものではないな。と思えました。

 

正しい型や方法があって、それを繰り返すうちに、気づいたら少しできるようになっていた、という類のものなのかも。

 

「一生かけて取り組んでいくもの」くらいの心構えがある方が、結果として上手くいくのかな、と感じています。

 

プロセスを楽しむ、くらいの心の余裕をもちたいものです。

 

また、「日日是好日」とマインドフルネスについて記事を書きます。

 

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

 

 

 

発達障害グレーゾーンの会「ぐれ会!」突撃レポート

前々から気になっていた、発達障害グレーゾーンの会「ぐれ会!」に参加してきましたので、レポートします。

 

ぐれ会!ってどんな会?

発達障害グレーゾーンの人が集まって話をする会です。

都心部には発達障害の当事者会は多いですが、グレーゾーンの人の会は見たことがありませんでした。

そりゃもう、知ったときから、興味深々でしたよ。

やっと、会えました。

 https://www.kokuchpro.com/event/c4a0104f223050a3d578a724e6f92922/

 

主催者は、オムさん

 

自らも発達障害グレーゾーンである。

現在、クローズ(職場に発達障害グレーゾーンであることを公開せず)就労している。

その傍ら、積極的な支援活動・講演活動を行っている。

OMgrey事務局のページ

https://smart.reservestock.jp/menu/profile/23160より

 

・就労している。

・特性があることを職場に公表していない。

・会を運営している。

 

 自分と共通点がたくさんある!と、勝手にシンパシーを感じていました。

メディアにも出演している(その時が仮面をかぶって顔を隠している)のはすごいですね。

話が上手で、とても落ち着いた雰囲気の方でした。

 

参加者の方々

参加者は約20名!満員でキャンセル待ちの方もたくさんいたそうです。人気。

自分も含めて、初参加の方もたくさんおられました。

姫野桂さんの著書「発達障害グレーゾーン」を読んで来ました、という方も多かったです。

僕も読みました。

 

発達障害グレーゾーン (扶桑社新書)

発達障害グレーゾーン (扶桑社新書)

 

 姫野さんにお会いしてみたい・・・

 

会の進行は、こんな感じ

 会場を3つのエリアに分けて、3つのグループに分かれて進んでいきました。

それぞれのグループに、主催者オムさんを含む運営メンバーの方が進行役として1名入っていました。

自分もADHD(グレーゾーン含む)当事者会を運営しているので、他の会の進め方は気になるところでした。 

https://kokucheese.com/event/index/573014/

 

参加者の悩み

自己紹介をした後、予め決まっていたテーマについて話をしました。テーマは、「仕事の不安・劣等感・罪悪感」。

ピタリときました。

これは、得意分野だ(笑)!!

話したいことは、山ほどあるんだよ!と思えるなテーマです。

 話す気がみなぎります。

 

参加者の方のエピソード、以下のようなものがありました。

 

・やり方が決まっている仕事はこなせるのだけど、他の人とコミュニケーションを取りながら新しく創っていくタイプの仕事が苦手。

 

・1年目は周りの人が気にかけてくれていたので仕事をこなせていたが、2年目はサポートがなくなったので精神的に苦しくなっている。

 

・職場の人に「自分はこういう所が苦手なので、ご迷惑をかけるかもしれません」という話をした方がいいだろうか。できない部分を見せた方が、ラクになるかもしれない。でも周りの人も大変なのに、自分だけこういうことを伝えてもいいのだろうかと、葛藤している。

 

・仕事に対して、主体的・積極的な姿勢でいないといけないと思う。でも、する前に失敗するイメージがわいて動けなくなる。手を出したことでミスし、周りに怒られるんじゃない、「余計な事をするな」と注意されるんじゃないかと、不安や恐怖が先行してしまう。

 

・グループで仕事をしている時、自分だけが空回りしてしまうことがある。それに気付いた時、がっかりした気持ちになる。

 

・当たり前のことができないことがある。機械の使い方など、ちょっとしたことを忘れたり、わからなくなったりして、他の人から責められる。一度なら大したことはないけれど、何度も積み重なるとダメージがくる。

 

僕はこんな話をしました。

 

・仕事を始めて1年目はやらかしまくり、周りがサポートしなければ回らない状態になった。2年目以降は自分のことをよく理解して、自然と助けてくれる人が増えてラクになった。ただ、他の人よりできない自分は、このままでいいのかという気持ちは常にあった。また職場が変わり、「経験者はできて当たり前」という雰囲気があり、息苦しい。周りの人がミスを注意されていると、同じようなことをしてきた(またはこれからするかもしれない)自分も辛くなる。仕事を何とか無難にこなしている雰囲気を醸し出しているけど、気持ちはいっぱいいっぱい。本当はもっと苦手なところもオープンにしたいけど、伝えた方がいいか悩んでいる。

 

大切なのは環境

会が進んでいく中で、「ある環境なら適応できたけど、別の環境になると難しい。」という話が出ました。

 

環境には、物理的なものと人的なものとがあります。

今回の話でフォーカスされたのは、人的環境の方です。

 

中には、「上司が横に座ってくれていて、何でも聞ける」方も。

羨ましい。

 

「何を聞いてもきちんと答えてくれる。」

「何度聞いても怒らず教えてくれる。」

 

そういった安心感が、自分の適応力とパフォーマンスを上げるのではないかと。

 

よくこういう話をすると、「甘い。」と切り捨てられることがあります。

 

確かに、当事者側の工夫も必要です。

同じことを何度も聞くのは、相手の時間を取ることになりますし、負担になるかもしれません。

初めて聞いたことはメモを取って見返すなどの工夫は必要です。

(話を聞きながらメモを取るのが苦手な方もいますが。)

 

ただ、聞かないと進まない、いう類の話なら、聞くのが最短です。

それが難しい、聞きづらい環境は、果たして職場全体にとってプラスなのだろうか?という声もあがりました。

 

歩み寄りが必要ですね。

 

みんなで話をして、何がいいの? 

上記のエピソードについて、解決策を提示するわけではありません。

簡単に解決できるなら、苦労はしないのですから。アドバイスが本人に合わない場合、逆効果になることもあります。

初対面の人も多くいる場所で、プライベートな話をするのは勇気が要ることですし、抵抗があるのが自然です。

 

では何がいいのかと言うと、

・同じような話が聴いてもらえてすっきりする。

・「それ、あるある!」と他の人の話に共感できる。

・悩んでいるのは自分だけでなないと思える。

 

発達障害やグレーゾーンの当事者は、普段から思い通りにできなくて、悩んだり責められたりする経験をよくしています。

それによって自信を失い、自己肯定感が低い人が多いのです。

 

だから、安全な場所で話すことには、意味があるのです。

自己理解を深めることにも繋がります。

 

社会資源の話

グループでの話を席替えをして計2回した後は、オムさんから社会資源の話がありました。

社会資源とは、生活するうえでおこる様々な問題の解決を担う福祉制度や施設などのことを指します。

就労移行支援事業所やリワークなどの制度や仕組みを、ポイントを抑えてわかりやすく説明されていました。

 

僕が会を運営していて、参加者の方にこの辺りのことを質問されて答えられなかったことがあります。

「自分が使っていないから、調べてなかった」のです。

私が会を運営していく中で「弱い」と感じていた感じていたところを、ボコボコの知識の穴を、ていねいに埋めてくれるような感じでした。

自分は使っていなくても、もう少し詳しく知っておく必要があると感じました。

 

ぐれ会!に参加して

気合いを入れて参加したのはいいのですが、テンションが上がって少ししゃべりすぎたかな、と反省しています。

僕が会を運営してきたことにも意味があったな、と客観的に自分の活動を振り返るきっかけにもなりました。

話したいことが、話しやすい雰囲気だったので安心しました。

ぐれ会!が、居心地の良いサードプレイスでありますように。

 

ご機嫌な自分になれる?グッドバイブスセミナーに行って感じたこと

東京に遠征して,倉園佳三さんと佐々木正悟さんが主催の「グッドバイブスセミナー」に参加してきました。
 
 

グッドバイブスとは

 
グッドバイブスとは、「いい感じ」の波のこと。「恐れや不安のない、平安な心の状態」のことです。
 
f:id:yamama48:20190510164932j:plain
 

「グッドバイブスファクトリー」のページ

https://www.goodvibes-factory.online/entry/goodvibes-factory

より           

 

 周りの環境や自分自身に対して不満を抱えながら働いている自分。

 

「ご機嫌な仕事」どころか「不機嫌な仕事」をしていることがよくありました。

 

「最近悩んでいることを全部ぶつける!」と意気込んでいましたが、すぐに話をまとめることができずに、後発で話させてもらいました。

 

どんな風に進んでいったの?

倉園さんは、7人ほどいた参加者の悩みを一通り聞き、ホワイトボードに可視化し、共通するところは関連づけながら、話をしていきました。

 

その様子は、食材(悩み)を美味いものに変える料理人のよう。

 

自分の悩みについてしっかり聞いてもらえたことはもちろん、他の人の悩みを聞いていると、自分にも当てはまると感じるところがよくありました。

 

共通する問題が、自分にもあると感じます。

シェアできるのが、グループする良いところです。

 

 

 

 

 

大切なことは何か

僕は昔から悩むことが多く、なかなか人に相談できない人間でしたが、だんだんと安全で、安心できる場所でなら、話せるようになっていきました。

 

悩みを相談したときに聞いた話・自分に響いた話は、言い方やアプローチは違えども、大切なことを異口同音で言われている気がしたのです。
 
色んな人から聞いた話が、頭の中でバーっと繋がっていくような感じ。
 
例えば『過去の後悔や未来の心配にとりつけれている状態は、心がさまよっている状態だから、「今ここ」の自分に意識を向けよう』という内容の話は、マインドフルネスの話でも聞いたことがありました。
 

自分は、どうなっていきたいのか?

 
知識として、アタマでの理解は、少しずつ進んできた気がします。
あとはとにかく実践です。
日常の生活の中で生かしていくことが大事なのです。
 
倉園さんのサイトにも、以下の記述があります。
 
第1段階:ひとりのときはグッドバイブスでいられる。
第2段階:周囲の人々の言動や、思いがけぬ出来事に影響されることなく、いつでもグッドバイブスでいられる。
第3段階:自分のグッドバイブスを周囲の人々に伝播できる。
  
 
僕は第1段階の途中だと感じています。
第2段階に進んでいきたい。 
 
 
アタマがごちゃごちゃしやすい僕ですが、話すことで整理しながら、「いい感じ」にしていきたいと思います。
 
 
 

とりあえず、これからこの本を購入して読みます。

【★購入特典付き★】グッドバイブス  ご機嫌な仕事

【★購入特典付き★】グッドバイブス ご機嫌な仕事